パパ、ママへ 井口謙氏です
なかよしキャンプに参加して戴いてありがとうございます。親父の会会長(PTA副会長) 田島さんを中心に今年も何とか終了させることが出来ました。
参加された方いかがでしたか?
このキャンプを催すことについて・・
小学生の親の年齢は20代から60代まで幅広くいます。
40代の私の子ども 時代は、たき火もしたし小川で泳いで魚も捕まえることが出来ました。
ところが今ではどうでしょう。ダイオキシンが出ると言うことでたき火は禁止され、川や池は事故が起きないように柵がされるようになりました。
また、食卓には調理済みの食べ物があふれ、元々が何だったのかは全く判らない状況になっています。
私たちのころでさえ実体験が少ないと言われたモノなのに、今では体験不可能になりつつあるわけです。
良い点もあるわけですが、 今では悪い点のほうがむしろ目立つのが現状ではないでしょうか? いろいろなイベントは都合良く加工され安全に提供されているにすぎません。
これでは私たちの子は、実体験に疎く抵抗力の少ないひ弱な子になってしまいそうです。
子ども達には暴力から身を守る「CAP研修」等とは別の意味で「生きる力」を身につけさせたいモノです。
このキャンプは少人数で監視する一発イベントですので、何が起こるかわかりません。やっていることは危険なことばかりです。
むしろなんでも起こっていろんな問題が発生する事が予想されています。
来年も開催します。
はっきりいって、このキャンプ100パーセント無事には終わりませんので、不安な方は最初から最後まで子どものそばにいてあげてください。こちらも助かります。
ある程度の予防は出来ますが、私たち 見守りの親は事後対処しかできないのです。 率先して指導をしているわけではありません。失敗から学ぶこともありますしね。
できないことがいっぱいあります。
その1 開催時に初めて出会う親もたくさんいます。そもそも誰が不審者なのかもわかりません。(@_@)
その2 点呼は時折ありますが、その間に家に帰ってしまう子もないとは言えません
その3 夜間の行事もあります。顔が確認できません
その4 調理用具でケガをします。
その5 花火でやけどをします。
その6 ケンカもあります。
その7 子どもの既往症や性格がわからないし、対処方法もわかりません。聞いても憶えていられませんし、キャンプが始まるとどこにいるのかもわかりません。
その8 プログラム通りの時間で進行するとは限りません・・天候によってはスゴイ変更が予想されます。
その9 このキャンプでは子どもたちは簡単には夜寝ません
その10 一人一人の子どもに都合良くあてがえるような要領の良さもなければ、システムもありません。
その11 連絡網は学校経由のかりものです。プリントもシロウトが作っていますので不備はあります。
その12 子どもが言うことを理解して行動してくれるとは限りません
その13 見守りの親が予定通りに集まるとは限りません
それなら「やるな」(^_^;) ということに話は発展してしまいますが、地域の行事(夏祭り、子ども会等を含めて)の無い事が人間関係の崩壊、上下関係の崩壊、常識の崩壊、地域の崩壊をもたらし、住んでいる地域の不安を増大させることになっている事が理解できるなら、リスクを恐れずこの様な行事をたくさんやるべきだと考えます。
行政もこの様なことをやる意義がわかっているので、いろんなところが後押ししてくれます。これには感謝してます!
ただこれだけリスクが大きいプログラムでは学校や行政主催では開催出来ません。普通は「親子キャンプ」ということで、各世帯ごとに参加してもらうというのが一般的
だとおもわれます。
あくまでも「先生の力」と「校舎」は借りものです。
参加する子どもの親全員の主催であるべきですが、残念ながらそこまで理解はされていません。必ず苦情はあります。(*_*)
そんなもんです。・・・・(^_^;)
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このキャンプは、 当初は「子供達に普通の生活では体験できないことをやってもらおう。」 その経験の中から、いろんな学習効果が必ず出てくるはずだ・・ということで、開催されました。
副産物もたくさん出てきますが、ねらいのいくつかとしては具体的に
1 |
火をおこす。火をつける・・マンション住まい、アパート住まい、オール電化住宅が多くなった現在「火」に触れることがほとんど無くなってきています。人類は「火」を使えることで進化したはずなのに今の子供達は「火」の便利さ、怖さから遠ざかっています。何人かはやけどをするかもしれません。でも「火」があれば、あとは飯盒(はんごう)と米でご飯ができるわけです。家にいても今ではなかなかできない体験です。 |
2 |
料理をする。水を使う・・いろんなモノを組み合わせることで料理が出来ます。そのために野菜の調理などが必要です。水で洗った野菜、そして皮をむき、刻みます。そんな体験やってみます。
もしかしたら手を切るかも知れませんがそれも学習です。 |
3 |
社会ではあらゆる人とおつきあいしなければなりません。一人では生きていけないですからね 縦年齢の友達と付き合う・・同学年とは いままでの仕組みでも仲良くなれますが、ここでは上下の学年の子とも仲良くなれます。お兄ちゃんや妹ができます。学校が始まっても いつまでも仲良くなれるでしょう。 |
4 |
理不尽な要求有り・・好きなことだけをやれば良いんだという方も居るでしょうが、否応なしにやらざるを得ないことが世の中には数多くあります。そんなときにここ一番、強い人間になってもらいます。 |
5 |
なによりも 「おやじ」が育ちます。普段知らない「よその子」の面倒を見ます。 経験するとわかりますが、よその子を見るのはとっても面白いです。子どもに人気のパパになります。 |
6 |
地域のパパママが顔を合わせます。親にも友達がたくさん出来ます。 |
2006年 新しくアレンジしたプログラム |
1 |
例年は8月末開催の愛校作業を 2日目に組み入れました |
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1〜3年生条件付きでお泊まりOK にしました |
3 |
先生バンド出演 |
4 |
怖くない映画を追加 |
今年無かったモノ |
1 |
ケーブルテレビの取材 |
なおこの仲良しキャンプは、学校の施設を借りて、私たち親がボランティアにて行ったモノです。学校、先生、教育委員会、市には 協力を要請していますが、責任はありませんので、付け加えておきます。
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